絵、音楽

写真記録 0814(キャプション付き)

FUJIFILM X-T2, XF35mm F1.4

箱根行ってきた。箱根って何撮ればいいんだろうと思ってたけど、意外と食い出がある。撮る対象を見つける能力が上がってきたということでもあるのかも知れない。

旅行が終わって早速会社の先輩の家に行って撮った写真を添削してもらうと、概ね好評だったので良しとした。お世辞でも良くない物に良いとは言わない先輩なので。

ただ、全体を通して中距離単焦点レンズの弱点が目立った。のは撮っていてずっと感じていたので、理論の部分が氷解してすっきりした。「今度アキバ行って、広角レンズ探しやな」という話に。

取り急ぎ、18mmのF2とかかなー。性能の割にずば抜けて安いし。

 

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これとか色と構図自体は良いのに、明らかに画角足りてなかったよね。ちなみにこれでも頑張って広く取った方で、35mmでこれ以上画角取ろうとすると線路から撮影することになって死にます。

 

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山田尚子が撮りそうなレイアウト。今回撮った中で一番気に入っている。

「良いね~~!...(凝視)あーでもここ飛んじゃってるから、もう少し絞っても良かったかも」

「いや、これ実は結構色々試した結果なんですよ。構図はここ歩いた瞬間に決まってたんですけど、夏の茹だるような空気感を出すために水の温度感というか、粘度を練りたくて。。。なんというか、要するに見たまんまの視覚情報のみを写真に落とし込むんじゃなくて、その時の五感全てを表現することを目指したいんですよ、たぶん僕は」

「なるほど、でもそれは険しい道になりそうやな~。普通に慣れるまででも1年くらいはかかるからゆっくりでいいと思うよ」

 

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「これも気に入ってはいるんですけど、画角もっと欲しかったんですよね」

「いや...!(凝視)この写真はこれで良い気がする。まあでも広角にすれば上に空間取れるから実際やっぱ広角かな」

改めてみるとフィルムっぽい趣きがあって良い気がする。

 

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露骨に俺が好きそうなごちゃっとした都市風景。

これも広角を試したいところではあるんだけど、35mm(実質的には52.5mmくらい)だからこそ大通りの対岸からちょうどこの画角が取れたのであって、例えば画角広く取ってみて気に入らなくてこのくらいの画角を試したくなったとき、車通りの多い往来の中央辺りに立たなければならないため死にます。単焦点に拘りたいなら最低2種類はレンズ持ち歩くべきってことなのかも知れない。

 

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こういうのはF1.4で被写界深度ガッと浅くできるレンズの強みが出てる。

でもこれもうちょっと絞った方がいいね。紫陽花の白が飛び過ぎてる。

 

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白の扱いって本当に難しいので、植物はみんなこれくらいの色はついててほしい。まあそう思ったからこそ甲羅を獲得したのかも知れん。連中は俺に撮られるために、陸上で自然淘汰されてきた訳じゃない。。。。

 

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水が好きで、よく撮ります。

これは山道にあった全然用途が分からない水。

 

以上。