青い雑記とか未来の注目音源とか
元気はないけど生きています。今日の一曲は新沼謙治の『月と王子』です。新谷良子の『月とオルゴール』でもいいです。
長くもないし特別な意味もない、純度100%の雑記。
- アニメかぐや様はなんでこんなに面白いのか
- 作品の向こうに作り手の表情が透けないという恐怖
- ClariS × TrySail『オルゴール』という名曲
- サロメさんが本当に目指しているのはお嬢様ではなく一般女性
- 山田尚子最新作発表
- JNTデザインのガンダムが本当にかっこいい
- 川嶋亜美という存在と岡田麿里という存在
- 最近なんか菅野よう子ばかり聴いてる気がする
- 未来の注目音源情報
- ではそろそろ、この記事も人生もおしまいです(CV:神谷浩史)
アニメかぐや様はなんでこんなに面白いのか
毎期5本くらいに絞って楽しむのが主義なんだけど、仮に沢山見る派だったとしてもやっぱりかぐや様のアニメ表現の面白さは断然今期トップにつけると思う。
何故こう思えるのか考えてみる。
原作の時点でキャラが優れているのは言うまでもないことだけれど、どれだけ優れた原作があっても少しの油断で一気にだらしない作品になってしまうのがアニメの怖いところ。そこへいくとかぐや様3期の本編の作画は特別優れている訳ではない。演出もパーツ単位で見るととっ散らかっていて全く正攻法ではない。となると編集が優れているのかなと思って調べてみると、松原理恵という人は化物語以降のシャフト作品で軒並み編集を務めていた。
なるほどねー、やっぱり重要なのは座組みか。これはたぶんそれらしい結論のひとつ。監督・畠山守(小俣真一)、劇伴・羽岡佳、撮影・松原理恵っていうシャフトシャフトした座組みが本作の完成度をがーっと押し上げている。縁の近さ。縁の近さなんだよな・・・当たり前のようで忘れがちな大切なこと。その上で個々の能力が高ければなお良いというだけのこと。
作品の向こうに作り手の表情が透けないという恐怖
先述した5本は今期で言うとかぐや様, まぞく, 恋は世界征服のあとで, かぎなど, スパイファミリー辺りになってくるんだけど、だからスパイファミリーって好きは好きなんだけど、如何なるシーンからも遠藤達哉という人間がどういう表情で描いたのか全く伝わってこなくて最近怖くなってきた。鳴かず飛ばずな作家だったのが林士平の手腕によって売れっ子に導かれたというのは知ってる。ので林士平の商魂ならめちゃめちゃ透けて見える。いや、編集者としてすごく立派なことだとは思いますが。
ClariS × TrySail『オルゴール』という名曲
ベストアニソンを決めるのがこれほど難しいクールも珍しい。『More One Night』や『ひかり、ひかり』などがあった伝説の2017秋期を思い出すほど。そんな中食い込んでくる一曲に、世間的な知名度は低いけど『オルゴール』があったりする。マギレコ最終シーズン(シーズン?)ED主題歌。
最近の渡辺翔は『Clover wish』や『ピンキーフック』みたいにシンプルで綺麗なメロディを書きつつも『天使のagape』や『ケアレス』みたいに物語性を追求して凄まじい譜割りで歌詞を詰め込んで決して綺麗ではないメロディラインで魂に強く訴えかける印象があって、『オルゴール』はその折衷案のような曲。湯浅篤による編曲も相変わらずまどマギ関連楽曲としての統一感を濃くしていて素晴らしい。
あと個人的に注目したいのが渡辺翔のまどマギ関連楽曲の命名規則について。本人発信なのかは分かりませんが、ClariSならカタカナ4文字で揃えてて(『コネクト』『ルミナス』『カラフル』『ケアレス』)、TrySailなら平仮名4文字で揃えてる(『かかわり』『うつろい』『ごまかし』)。このいずれの法則からも外してきたのがすごく良かった。本作が衝撃的なコラボ楽曲であり物語の結末であることの紛れも無い証左。往々にして優れた楽曲は曲名からして優れたデザインがなされていると思う。
サロメさんが本当に目指しているのはお嬢様ではなく一般女性
大前提として、今の配信スタイルを続けていると間違いなく体力と精神力が保たない。彼女にかかる激烈な重圧はいくつもあって、そのどれもがあまりにも大きすぎる。口調の制約、喉への負担、10万人を超える同接、100万人を超える登録者数、同期がいないということ、自治厨、こういうタイミングで必ず発生する普段Vなんか見ちゃいないRP原理主義者たちのでかい声。
だからむしろ、サロメさんの今後は「一世を風靡したお嬢様コス」から「ありのままの一般女性」を目指していく人生になる。「いつか百万点のお嬢様に」という言葉の裏にはそういう切実な想いがある。密やかながら既にこれは実行に移されていて、twitterの日記絵や他ライバーへの不器用なアプローチは泣けるほどに小市民そのものだったりする。
壱百満天原サロメは人間である。えにからの商売道具である以前に人間である。でないと、彼女の行動が本当に報われない。
山田尚子最新作発表
どうやら単発のオリジナルアニメMVらしい。水沢悦子の絵が動くのって初?
曲はラブリーサマーちゃんが担当というのも声出た。山田尚子マジで音楽オタクすぎ。
JNTデザインのガンダムが本当にかっこいい
頭身が低くて一見ちょいダサなんだけど洗練されてる感じが非常にJNTっぽい。創作の本質って落書きの延長だと思ってるんだけど、JNT以上にそれを体現しているクリエイターを見たことがない。
最近TVアニメまわりでの仕事が多いけど、村上隆からは離れたんだろうか?
『水星の魔女』、すげえ楽しみです。ガンダムにまともに触れるのは初めて。See-Saw『あんなに一緒だったのに』はガンダムオタクとカラオケ行くとめちゃめちゃ歌いますが。。。(これしか知らない)
川嶋亜美という存在と岡田麿里という存在
最近、とらドラを全話見た。ヒューマンドラマの名作だと思う。超平和バスターズで作っているし16話の沼田誠也パートがあまりにも有名だから分かってはいたんだけど、平均的な作画のレベルが名実ともにすごく高い。強い気持ち・強い愛と作画が呼応してバチっとはまってると、ああ、今アニメ見てるなあ、と思う。
俺の中で川嶋亜美という存在はだいぶ尾を引くはず。最も等身大に逡巡してるのは櫛枝みのりだが川嶋亜美の台詞の端々に見える解像度の高さにいちいち惹きつけられてしまう。キタエリの背伸びした色っぽさも非常にうまくはまっている。この愛すべき人間臭さ、というか作品全体の強烈な感情の迸りはやはり岡田麿里の手による部分が大きいんだろうな。次回作が尚更楽しみになった。
最近なんか菅野よう子ばかり聴いてる気がする
YUKI『坂道のメロディ』とAKINO with bless4『君の神話~アクエリオン第二章』ばかり聴いてます。それだけ。
未来の注目音源情報
・harmoe
6/22(えっもう明日じゃん)に1stフルアルバムがリリース予定で、yugot, Tomggg, KOTONOHOUSE, やしきん, 田中秀和, やぎぬまかな, 三森すずこ, 辻林美穂らが参加。やってる。
・アサルトリリィ
言わずと知れた俊龍と神田ジョンの良い曲が無限に供給されるコンテンツ。
8/3にフルアルバムが2枚リリース予定で、俊龍と神田ジョンの他にもyuigot, 伊藤翼, 結城アイラらが参加。やってます。
・IDORY PRIDE
初っ端から清竜人とか沖井礼二とかを起用してだいぶやってたコンテンツ。
6/29に1stEPがリリース予定で、HoneyWorks, Q-MHz, 田村歩美, 渡辺翔, 渡辺拓也, 北川勝利らが参加。やってるね。
声優として引っ張りだこな傍らシンガーソングライターとしても活躍する傍ら、実はキャラソンがずっとアツいことに気が付いた。まあそもそもバンめしが盛り上がってた頃に復帰したてのやぎぬまかなからゴリゴリ楽曲提供受けてた時点でという話ではあるんだけど。
これどっちも今年の曲なんですけど、なんか全然予想しないところから急に全然すごいのが出てくる。
ではそろそろ、この記事も人生もおしまいです(CV:神谷浩史)
最近出掛けてないときはずっとさよなら絶望放送を聴きながらCelesteのmodをやってます。年頃にリアタイでこれ聴いてたら確実に声優オタになってたと思う。あぶねー。まあ今も大概ですが。。。
俺が死んだら棺にはエンヤのCDじゃなくて絶望放送のDJCDを入れといてください。
以上。