絵、音楽

22年冬春アニメOP/ED演出5選 + かぎなど2期怒涛の全話感想

おはこんばんちわなら。それはそれとして午前0時の狭間で夜間飛行疲れの僕は宇宙なので、まずはこれまでのかぎなど2期!!全話雑感でも書こうかな。こんなちっぽけな筆慣らしが僕らのプレリュードたらんことを。

 

 

かぎなど2期怒涛の全話雑感(随時更新)

13話 | 春原と西園さんのキャラ立ちの凄さがよく分かる動画

14話 | 死んだ世界戦線のメンバーがまた楽しそうにやってるだけで俺は嬉しい

15話 | ユイの「ひなっち先輩」呼びがアニメで聴けて感涙(キャラコメンタリーのみで登場のはず)。諒の暗黒面は2期でも絶好調

16話 | 風子はこうしてずっとみんなに愛されててほしい。ABの劇伴は本当に優れてて、場の雰囲気を一瞬で持ってく力がある。天使が麻婆豆腐食べてるだけで面白いのずるい。直井が音無にデレてるだけで面白いのずるい。あゆと名雪Last regretsは絶対に音源化してほしい

17話 | はるちんキタ―――(゚∀゚)―――― !!関根と入江キタ―――(゚∀゚)―――― !!佐祐理と舞キタ―――(゚∀゚)―――― !!『青空』が流れるシーンは完全にギャグではあるんだけどAirで一番好きなキャラが晴子なので思い入れが強すぎてなんか普通に泣けてしまう

18話 | ゆりっぺの歌下手設定活かしてくるかと思ったけど違った。クドの『one's future』が可愛すぎて音源買った(歌上手くなったんだなあと思った)。恭介はあんなんでもやっぱりかっこいいと思えてしまうからずるい。My Song!?こんな序盤で!?。それと便座カバー

19話 | 遂に大山メイン。流石にキャラコメンタリーほどの暴れっぷりとはいかなかったみたいだが結構喋っててよかった。Air組は観鈴のゴールネタばかり擦られがちだが何気に神奈と裏葉もキャラが濃いので良い仕事してる。ことみちゃん可愛い

20話 | 1期含めたこれまでの話数の中でも3本指に入るくらい好き。1期からずっと藤林姉妹が闇落ちしてるのが本当に面白いけど杏はもうひとつの世界杏編ですらも智代編に比べるとドラマ性や朋也の気持ちの向き方がやっぱり一枚落ちてしまうのでもう仕方ないんですよ。ただ、CLANNADで一番好きなヒロインが杏な人間として言わせてもらうと杏は本当に充分頑張った。幼稚園の先生になるって夢叶えてまた朋也の近くに居られただけで、もう、本当にな。。。小毬ちゃんはあの物語の構造上いくらパンツを見せたところでサブヒロイン確定ではあるが、あんなにグレてるとは思わなかったので面白かった。名雪は本っっっっっっっっっっっっ当に同情する。いや勿論あゆも好きではあるけど、恋愛はな、本当にな、タイミングがな。。。でもタバコ吸ってそうなくらいグレてたので性癖だった。ゆりっぺは恋愛感情あんのかよく分からんけどヨゴレ役ができるのは芸人としての強みだと思う

21話 | 美佐枝さんが遂に来たけどとんでもないことを言い残していった。眼鏡智代良いよな~~。ゆりっぺがなんか国崎やゆきねえと普通に仲良くしてて感動してしまった。ユイがギターでぶん殴るのはユイ→AB→平松禎史フリクリってことでいいですか?(微妙)(でもニコニコでコメント見てたらフリクリを連想してる人が結構いた)

22話 | 負けヒロイン団、絶対に定着して海産同盟と同じくらいの地位を築いてほしい。

23話 | 

24話 | 

 

 

閑話休題(正しい用法)。

 

かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック- ED

コンテ・演出:大野仁愛

https://youtu.be/sVoz_fH59Ew

大野仁愛は1期EDのコンテ演出も手掛けた気鋭の若手アニメーター。1期EDもそうだけど、500000%本編には出てこないアイテムに溢れていて趣味全開な感じがすごく良い。こんなのどう見てもカロリーやばいしデッドな進行が想像に難くないわけだけど、作家が楽しんで作るものは摂取する側にも伝わってくる。

しかも今回はコテコテの古めかしいSF。鈴木愛理『ハートはお手上げ』(水野良樹ベストワークス入り確定)がもう昭和か?って感じのコテコテなラブソングなのでそこに合わせにいったんだとは思うけど、作監が久貝典史(キャラデを務めた代表作に『ACCA13区監察課』など)なのが本当に凄い。クセが強すぎてマジで似てない、特に早坂が全然似てない(この"似てない"というのは通俗的に"キャラ表から離れている"ことを意味し、アニメーターや作画オタの間でよく用いられる語彙)。1期EDは本編キャラデの八尋が作監やってたからまだギリギリ見やすい映像だったけど今回は容赦の無い久貝典史絵に大野仁愛の趣味が乗っていて完全にやばい。でも俺はこういうOP/ED演出が大好きなんです。もちろん本編の雰囲気と照らし合わせて逸脱しちゃいけないラインはどのアニメにもあるけど、OP/EDって本編じゃ絶対作れないような画面を作れる場だと思ってるので。

あと、"似てないけど自然に認識できる"というのは赤坂アカによる大元のデザインが優れてる証拠でもあると思ってます。それが必ずしも作品の良し悪しに繋がるとは限らないけど、少なくとも売れ線の作品にはこの傾向がある。原作者の絵柄のみに頼らなくてもいいというのはメディアミックス展開においてどう考えても強い。だってほら、例えば鬼滅のSDぬいぐるみ見てどれが我妻善逸か分からない人なんていないでしょう。だから今回みたいなED映像も実現できる。

 

 

カッコウの許嫁 OP

コンテ・演出:竹下良平

https://www.youtube.com/watch?v=XWB5xEzIfzo

いきものがかり緑黄色社会もまあまあ好きなので吉岡聖恵『凸凹』はずっと聴いてたんだけど、俺が見ないタイプの作品だなーと思ってたから映像は完全にチェック漏れてて。それである日youtubeのサジェストに出てきてなんとなく見てみたら全然やばくてビビったってワケ。

岡崎体育『MUSIC VIDEO』の歌詞を引用するならばお手本のような「2分割で男女を歩かせて最終的に出会わせる」演出がまず来て、Bメロ後半の、おっ出会うか出会うか?って感じからサビでフレーム外れてだんだん左右が繋がってってうおおおお出会ったーー!!って快感がベタだけどシンプルに良い。と思ったらそこへ追い打ちでタイトルロゴ。サビ頭で。マジか。いやマジかかっこよすぎる。ドタマぶち抜かれた感じでした。サビで初めてタイトルロゴを出すという試みは稀にあるけどやっぱり一般的では到底ないし、ここまで効果的なのはキルラキル後期OP以来なように思う。

エロマンガ先生やわたてんOPの頃の竹下良平って割とシンプルな画面を作るイメージがあったんだけど、先輩がうざい後輩の話OPから一気にリッチな画づくりに舵をきった印象。物凄く努力の人なので、一生現役かもしれない。

 


平家物語 OP

コンテ・演出:山田尚子

https://www.youtube.com/watch?v=iL0Nh-Ir4Y8

山田尚子のOP/EDと言えばけいおんシリーズEDや中二恋シリーズEDに見られるような徹底的にキャラクターをフィーチャーする(あと色気を与える)演出が特徴的だけど、平家物語はそういう作品じゃないのでそういう演出にはならなかった。でもいざ見てみると紛れもなく山田尚子の映像でしかないという。

そこにあるのは圧倒的な実在感。聲の形やリズに肉薄する画面をテレビシリーズでやっていきますよという宣言。足元、足元、足元、美術とキャラの同居、抜けるような青空、カメラ、カメラ、カメラ。羊文学『光るとき』の力強い音と歌詞とともに視聴者をぐいぐいと引っ張っていく。

余談ですがキャラをフィーチャーする路線については阿佐ヶ谷の某作品でしっかりやってるのでもし京都に戻ってキャラものやるとしても安心だと思います。

 


まちカドまぞく 2丁目 ED

コンテ・演出・原画:山川吉樹

https://www.youtube.com/watch?v=3LcSZgTZ6ko

1期に引き続き山川吉樹のコンテ演出一人原画。キルミーベイベーED路線のやつ。

本編の絵とはかけ離れた極端なデフォルメとゆるゆるな線で展開される、まぞくらしいドタバタな世界観。コーロまちカド『宵加減テトラゴン』は前作『よいまちカンターレ』に引き続き伊藤いづものワードセンスが迸りまくっていて、ついてこれる映像表現が正直これ以外思いつかない。

背動もあって楽しい。余談だけどJ.C.STAFFは身の丈にあった省力アニメを頑張る方針になった(2017-2018辺りが本当に酷かったので方針を見直した?)と思っているので、OPにも背動あるのは割と驚いた。

 

 

SPY×FAMILY OP

コンテ・演出:石浜真史

https://www.youtube.com/watch?v=U_rWZK_8vUY

みんな待ってた石浜OPです。神。特に俺が語るべきことも無いな......。

強いて言うならば1:04-1:10辺りの石浜濃度はここ数年で最大な気がする。アニメスタイルを毎号読んで石浜のイラスト表現を見てると分かりやすいかもだけど作画オタ専門誌すぎて身内で持ってる人ガチで俺以外見たことありません。あ、でも最近画集が出たので参照しやすくなったんじゃないでしょうか。

 

 

以上です。